こちらでは、山梨という地で家を建てる際に、考慮しておくべきポイントについて取り上げ、それぞれの内容や対策をご紹介していきたいと思います。
取り上げたのは「断熱」、「耐震」、「健康的に暮らすための家」の3項目。山梨ならではのエリア特性にも大いに関係のある事柄になりますので、ぜひご覧になってみてください。
先刻ご承知の通り、山梨というエリアは、山梨というのは日本全国でも年間の温度差が激しいエリアに挙げられます。とりわけ盆地である甲府は、冬寒く夏は暑いという宿命を課せられています。それゆえ、住宅の断熱性能というものは、重要なポイントになります。
断熱には外断熱と内断熱、その双方を組み合わせたダブル断熱があります。ただし、断熱“だけ”で考えるのではなく、窓や開口部などに用いるガラスやサッシの断熱性能といったものも重要です。
さらに、用いる断熱材も時代ごとに変化しており、近年注目されているのは「セルロースファイバー」というものになります。
富士山は山梨にとって大きな誇りであるのは間違いないところですが、休火山であるということも忘れてはなりません。また噂される東海大地震が起きれば、その影響は大きくなることでしょう。もちろん東日本大震災のことも忘れてはなりません。
注文住宅の耐震性に関しては、耐震等級1~3までがあり最上レベルは等級3。依頼先の注文住宅会社が、どのレベルを実現しているのかが重要になってきます。また、どのような耐震対策を行っているのかも、ぜひチェックしておきたいところ。例えば、ベタ基礎か布基礎か、地盤調査はどのように行っているか、構造や工法はどうなっているのか、構造計算は行うのか、といった事柄が挙げられます。
かつて社会問題化したシックハウス症候群などは論外ですが、実はそれ以外にも、住宅によって住民の健康に影響を及ぼすというケースがあり、そうした面をいかに対策するかというのはとても重要になってきます。例えば断熱の不具合によって結露が発生し、カビやダニのアレルギーを発症してしまう。あるいは、冬の室内と浴室の寒暖差によってヒートショックが起きてしまうなどです。
逆に、家によってもたらされる、健康によい効果というものもあります。例えば無垢材には、「フィトンチッド」という香り成分によって癒しやアロマテラピーのような効果がもたらされます。また木本来の性質である、室内の湿気を吸収・放出する調整機能も見逃せません。
※上記3社は直売の注文住宅メーカーで、山梨県全域対応しています。
※一級建築士が在籍しており、且つ耐震等級3でダブル断熱を使用している工務店をピックアップしています。(2021年4月時点の調査情報)